対人恐怖症克服への記録

対人恐怖症を克服するまでの日々の記録を綴ります。

常識がないというか

15時ぐらいから雨が降り出したので作業が中断になった。

 

早く帰れるかなと期待してたが、ここの監督は厳しい。休憩室に戻るまでの通路が汚れていると言う事で、一番下請けの自分たちの会社が通路の土間を掃除をさせられた。

 

スポンジと雑巾を水につけて汚れた所をひたすら擦る。

 

この作業はもう5回ぐらいやらされている。汚れを落としても作業員達がここを歩く限り、また汚れるからだ。監督が客先からの見栄えを気にしているんだろうか。そろそろウンザリしてきた。

 

まぁ、これが本来の自分たちの仕事なんだろう。雑工員として呼ばれている訳だから。

 

擦りすぎるとその部分だけが白くなりすぎて見た目が良くないから、擦りすぎずに汚れを落としてくれという変な注文され、少しイライラした。

 

膝が固く、曲げるのが辛いので初めは四つん這いで土間を擦っていた。馬鹿馬鹿しいと思いながらも手を抜かずやっていた。

 

1時間ぐらい過ぎた頃、隣の倉庫場で作業している職人達の声が聞こえてきた。

 

家やん、テレビ見てるみたいになってるやんw

 

3秒後自分の事だと気づいた。無意識に横に寝転んで作業をしていた。

 

聞こえていないふりをした。それにそんな悪い事をしている意識もなかった。膝も悪いし。

 

でも後で考えると、ここは屋上の工事現場ではなく、このビルで働く人たちが使う場所だった。

 

周りをみると、みんな腰を屈めて擦っている。自分だけが寝転んでいる。まぁ違和感があるのは見ての通り。

 

楽な姿勢でやる事しか頭になかった。わざわざやり難い姿勢でしんどい思いはしたくないという気持ちだった。

 

でも周りからすれば、客先の敷地で寝転ぶ常識のない人間のように映ったんだろうか。

 

周りを気遣う、空気を読む、TPOを弁える、相手の立場になって考えると言う部分が抜け落ちている。

 

いつも自分の事で精一杯。変なところに気を遣いすぎて、本来気をつけるべき所があるのに見えない所がある。また、一点過集中作業のような状況に入ってしまうと、思わぬ形で出てしまう。

この現場では常にその事を意識して気をつけていたけど、。

 

落ち着いてマイペースに取り組む事がカギになる。

 

今回は膝も悪いので許してほしいと思う。w